top of page

伏見のまちづくり拠点 Piers'n'Prrrs!!

 

10月中旬、気持ちの良い青空の中、伏見の町のしだれ柳の道を歩く清水ゼミのチームが向かったのはPiers`n’Peers(通称;ぴあぴあ)という雑貨屋さんでした。

場所がわからないのではと不安でしたが、ぴあぴあがあったのは何と、あの坂本龍馬で有名な「寺田屋」の目の前で、迷う事無くたどり着くことができました。

 

中に入るとぴあぴあのスタッフの方々と伝統品と思しき雑貨たちが暖かく迎えてくれました。雑貨というのは巾着や小物入れなどが多く、試着用の着物などもありました。

そんな風に店内を観察しているうちに、外出中だった藤崎さんが戻られたのでインタビュー開始です!

 

 

Piers’n’Peers??

ぴあぴあは雑貨屋という形態をとっていますが、実は「伏見を歩いて日本一楽しい街にする」という目標を掲げて活動する団体です。

雑貨屋をやっているのは、来てくれたお客さんに活動をPRしたり、参加してもらい易くするためでもあるそうで、実際に初めての私たちにとっても非常に敷居が低く、入りやすいように感じました。

 

ここは事務所としても使用しているため、店の外から会議をしている様子もうかがえました。

活動は実に多彩で、それらについても一つ一つ丁寧に教えてくださいました。代表的な取り組みにはこんなものがありました!

 

 

桃山プロジェクト

伏見桃山の桃山という地名は、江戸時代にこの地にあった、桃が咲き乱れる山『桃山』に由来しているそうです。それをもう一度復活させ、その土地の歴史を現在のまちにつむいでいきたいという藤崎さんの思いから、この活動がはじまりました。

1000本の桃の木を植えることを目標としていて、2012年の活動開始から3年経った現在では、桃山プロジェクトのたくさんのメンバーやボランティアと共に、地域の小中学校や公園などに180本ほどの桃の木を植え終えています。

ぴあぴあは桃山プロジェクトの事務局になっています。

 

昔はたくさんの桃がなっていて、市場に売り出していました。しかし現在では、食用の桃の木は管理がとても難しく、虫が湧くなどの理由から、昔とは違う鑑賞用の桃の木(ハナモモ)をたくさん植えて、当時のような景観を取り戻そうと活動しています。

活動費用は区役所や京都府などからの助成金を活用しています。

 

ぴあぴあには先述のように「伏見を歩いて日本一楽しい街にする」という目標があり、歩いて街を楽しめる様な景観をつくるという観点からも、この桃山プロジェクトに対するこだわりがあります。

なので、桃山復活は、歴史史料を根拠に当時の本当の景観をよみがえらせることを目標にしています。そのために、古文書や古い地図を読んで勉強して、少しでも昔の景観に近付けようと桃を植えているのです。

 

 

ここはづ市

さらにぴあぴあは、ここはづ市実行委員会の主催する「ここはづ市」にも関わっています。

ここはづ市とは、久我・久我の杜・羽束師地域で開かれている手作り市で、市では主に手作り小物を中心とした店が20店舗ほど出店しています。ぴあぴあのメンバーには音楽隊の人々もいるので、生演奏で市を盛り上げ、お客さんを楽しませています。

 

他にも、深草にある大岩山の増え過ぎた竹を伐採し、再利用して、ここはづ市に参加してくれた方々と一緒に水鉄砲のような遊び道具や楽器を作ったり、流しそうめんを参加者に振舞ったりしたそうです。この流しそうめんには200人もの参加者が集まり、そうめんを大量発注するというミスさえカバーするような大繁盛で、無事にそうめんは全て無くなったとのこと。

 

伏見の町に由緒ある景観を取り戻すだけではなく、地域を活気づける活動も行っているのですね。参加者も多く、これからの展開が楽しみです^^

 

 

その他にもいろいろな活動があったので、簡単に紹介したいと思います!

 

 

南部児童公園の手入れ

木や草などが生い茂ってうす暗く危ない公園を、手入れによって子供たちがたくさん集まるコミュニティの場となるような公園づくりをしています。活動のボランティアを募るため、チラシをポストに投函して参加を呼びかけています。

そして、かつて子どもの頃に南部児童公園を使っていたという地域の方が活動に参加してくれるという、うれしいエピソードもあったそうです。

 

 

今後の目標は?

「伏見を歩いて日本一楽しいまちにすること。」

伏見桃山の街は伏見城の近くにあるため、敵が攻めてきにくいようにくねくねとした道がいまでも残っています。

藤崎さんは、そういった昔の景観を歩いて味わってほしいと考えており、そのためには車は邪魔。歩く道に車はいらない!とおっしゃっていました。

 

 

取材を終えて

藤崎さんは、「伏見桃山を再び桃源郷へ」という桃山プロジェクトをはじめ、ぴあぴあのメンバーやまちづくり仲間と共に、さまざまなまちづくり活動をされています。

大学の講義でまちづくりについて学ぶ機会は多かったのですが、実際にまちづくりを行っている方の生の声をお聞きして、実際に行動を起こすことの大変さを感じました。

 

でも、藤崎さんたちの活動に参加するのはとても簡単なことです!皆がもっと地元のまちづくりに興味関心を持ち、参加していくことが、まちを活気あるものにするために重要なことだと感じました。 

 

藤崎さんをはじめ、ぴあぴあ皆さんの頑張りのおかげで、伏見の街にコミュニティの場、人と人との交流が増えているのだなと思いました。。

 

 

公開情報

藤崎 壮滋さん ピアーズンピアーズ

京都府 京都市伏見区南浜町280 

075-777-7713

http://www.piersnpeers.com/

取材:龍谷大学政策学部清水ゼミナール 古本亮太 宇井教恵 山内佑太

 

bottom of page