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研究し続けた‘おいしさ’集めるまちのお米屋さん、ちょっと寄ってみて!-米弥『長谷川米穀店』長谷川真一さん

 

本当においしいお米とは…

 JR稲荷駅を南へ下って5分以内にある『長谷川米穀店』は昭和10年創業のお米屋さん。3代に渡って「本当においしいお米の味」に心血を注ぐこの人、5ツ星マイスターと生育診断士の資格も合わせ持つ店主・長谷川真一さん。地域での米購入率4%、大手スーパーにおされ米屋の米が売れにくい昨今、自分が本当に売りたい米をいかに買ってもらえるか研究し続けている。本当に売りたい米とは「おいしくて安心安全な米」。単に問屋から卸していては、米の生育過程が分からないとして、長谷川さんは10年前より生産者に直接会いに行き、生育過程を自分の目で確かめ、本当に納得のいくものを作る農家とだけ契約を交わす。その契約品種はざっと200種にのぼる。玄米で仕入れ自社精米工場で毎朝精米するお米は鮮度も味も違う。店には、常時20種ほどの米を仕入れ、客には家族構成・年齢・和食か洋食、値段などを丁寧に聞き、生活スタイルに合う米を提案している。「おいしい米」の秘密、それは何か。長年探求した結果見えてきたのは「香り」とのこと。最近の米は、気温の変化による高温障害の影響から、香りがなくなりつつある。だが長谷川さんが味から惚れ込みたどり着いた米農家は、有機肥料を絶妙なタイミングと加減で使うなど経験がないと作れない優れた技術をもつ人ばかり。その経験値をなんとか学ぼうと毎週のごとく田んぼに通う長谷川さんの研究熱心さは、店のチラシにも現れている。商品紹介が載ったチラシを裏向けると「稲の生育診断」などと調査結果がぎっしり。生育工程を写真で撮り疑問点を文献で調べ米屋同士で勉強会まで開く。まさしく「おいしい米ができるまでの研究」に余念がない。

 

米だけにとどまらない「おいしいもの」探求

 長谷川米穀店では、米だけでなく、雑穀・粉・乾麺類・調味料と幅広く食材を取り扱う他、地域の特産品も扱っている。毎週金曜に売る上賀茂の旬の京野菜・丹波の黒豆・愛媛直送のみかんなど。なんでも田んぼの調査に通った先の農家でご飯を頂くにつれ「そこで頂くご飯の美味しさ」に驚き、期間限定で仕入れては売るようにしたところ、お客の間では評判となったそう。今では「あの越前大野の里芋いつ入る?」といった具合。色々おいしいものを取り揃える長谷川米穀店の目下の悩みは、店の立地故になかなか店に来てもらえないこと。試行錯誤の結果、こんなサービスも行う。「炊きたてごはん」(200g200円〜税込・事前予約)のお届けサービスだ。米の配達のついでに、店にある調味料や食材・野菜も届けてもらえる。独り身や高齢の方には重宝しそうだ。

 「おいしいもの」をたくさん知っている親切なまちのお米屋さん、一度覗いてみてはいかがだろう。時期ごとに移り変わるおいしいお米について、米談義も楽しいかもしれない。

 

おすすめ商品

 今の時期は、福井県産「夢ごこち」(5キロ3000円・税込)、滋賀県近江産「みずかがみ」(5キロ2080円・税込)の新米がおススメだそう。香り高く、柔らかくて粘り甘み共に豊富。10年来の付き合いがある米農家から仕入れる逸品。ちなみに炊きたてご飯を試食させてもらった。もっちりしていて食べていくほどに味が深まる、これぞ「お米屋さんが選ぶお米の味」がした。

 

浮世絵のパッケージが小粋な小袋3合、販売中

試し買いや観光客用に小袋でも販売中。新米3合450g450円

 

・文責

エコれぽ隊

白水育世

 

店情報

米弥 長谷川米穀店 

〒612-0822 京都市伏見区深草藪の内町47 

定休日:日曜・祝日・年末年始

電話:075-641-1121

行き方:JR「稲荷」駅前下ル踏切手前東入ル すぐ

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