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“環境すごろく”で遊びながらエコを学ぶ

「プラスチック製の歯ブラシは、プラスチックゴミ?燃えるゴミ?」

 

あなたは正しく答えられるでしょうか。

 

今回取材させていただいた「e-na(えーな)プロジェクト」の福島さん、海川さんに教えていただいたことによると、これは「燃やすゴミ」が正しいのだそうです。

 

例えば「プラ」、「ペット」、「スチール」というような分類表記は、その表記がされている部分にかかります。

したがって、その表記がされていない製品本体は別の分類がなされることがあります。

 

例えばジャムの瓶に付いている蓋は燃やすゴミ扱いになるそうです。樹脂製のパッキンが付いていてリサイクルに向かないためだそうです。

表記をきちんと見る必要があるのですね。

 

 

楽しみながらエコを学べる仕組み

ゴミの分類は、もっとも身近な環境問題のひとつです。

しかしその細則を学ぶのは案外面倒で、その面倒さが身近な環境問題に取り組むバリアになっています。

 

伏見区醍醐西学区の「e-na(えーな)プロジェクト」では、ごみ減量・分別の意識を高める『e-naすごろく』を作られました。

 

写真に見るように、すごろくで止まったマス目に、ごみ減量や分類に関する豆知識が、クイズ形式で楽しく学べるように仕掛けられています。

 

マス目は50近くあり、飽きさせなません。

「e-na(えーな)プロジェクト」では、このすごろくを様々な環境イベントなどで広められています。

 

 

大切なのは人と話すこと

すごろく自体もとても良く作られているのですが、それと並んで、「ゲームマスター」役を務めるメンバーである福島さん、海川さんが素敵です。

楽しく盛り上げながら、知識を身につけさせてくれます。

 

「大切なのは、エコについて、こうして人と話すこと」とお二人は語ります。

 

福島さん、海川さんの朗らかな人柄と、環境問題についてよく勉強されたがゆえの知識が感じられ、筆者も楽しくゲームに参加させてもらいました。

 

 

まだまだ広がる活動

「e-na(えーな)プロジェクト」の団体名は、e(えこ)でna(ナチュラル)な取り組みというのがその由来だそうです。

 

すごろく以外にも、地域でごみ減量や分別収集を呼びかける様々な団体とも連携しています。

(「醍醐西地域ごみ減量推進会議(バンブーの会)」「地域女性会」「シニアの会」「自町連」「京都市ごみ減量推進会議事務局」「エコまちステーション」など。)

 

小学校では、落ち葉をたい肥にしてカブトムシや野菜を育てる活動もされています。

 

参考 http://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=116206&type=2&category_id=4117&optiondate=201401

 

こんな素敵な方々がいらっしゃるというのは、地域としてとても素敵なことだなあと感じました。

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